・【新業態】テクノロジーを駆使した次世代型飲食店「GATHERING TABLE PANTRY 二子玉川」オープン

テクノロジーを駆使した次世代型飲食店「GATHERING TABLE PANTRY 二子玉川」オープン、フローズンミール「ロイヤルデリ」本格展開へ


 ロイヤルホールディングスが12月24日、新店舗「GATHTERING TABLE PANTRY 二子玉川」を、東京都世田谷区の二子玉川ライズ バーズモールにオープンした。

 同社は、人口減少や市場の変化、食のボーダレス化が加速する現状を鑑み、生産性向上と働き方改革の両立を目指して2017年11月に研究開発店舗「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町」(東京都中央区)を出店。今回の二子玉川店は、馬喰町店の運営により蓄積してきたノウハウを進化させた。また、レストラン品質の味を家庭でも楽しめるフローズンミールの新ブランド「ロイヤルデリ」の本格展開を開始し、店頭にて販売する。

 12月23日に行われた記者説明会では、野々村彰人常務取締役が登壇、家庭用冷凍食品市場について「毎年右肩上がりで伸長している。冷凍食品の喫食シーンは夕食が最も多く、家庭で専門店の味を楽しみたいというニーズが増えている」と分析した上で、「コックがいるロイヤルホストの強みと、50年以上の歴史を持つセントラルキッチンの強みを活かし、外食・中食とのボーダレス化が進む内食市場に参入し、次の事業の柱に育てていく」と、新事業「ロイヤルデリ」展開のねらいを説明した。

 「ロイヤルデリ」のラインナップは、スープ、ショートパスタ、カレー、ドリア、煮込みなど(250円~780円/税込)25アイテムをラインナップ。湯せんや電子レンジで温めるだけで食べられる料理の他、甘エビ、小イワシ、香味野菜などから作る贅沢な魚介のソースなどが揃う。野々村常務によると、最終的には35~40品目をラインナップすることを計画している。

 新店舗「GATHERING TABLE PANTRY 二子玉川」については、「Fresh & Frozen」をコンセプトとし、安心・安全の有機野菜をはじめとしたフレッシュな野菜や、イタリア・パルマ「ガローニ」社のパルマハムや各地から取り寄せる魚介類などの高品質な食材を使用し、素材の力を活かした料理を提供する。また「スマート調理」をテーマに、スチームオーブン、パスタボイラー、IHヒーター、MWCオーブン、スービークッカーなどを導入したファイヤレス調理で、自社セントラルキッチンで手間をかけて作る料理を提供する。

 決済や、店内オペレーションに最新テクノロジーを活用しているのも同店の特長だ。「完全キャッシュレス」を発展させ、従来のキャッシュレス決済に加え、店内で「楽天Edy」のチャージを可能にした。また、楽天技術研究所が独自に研究開発した顔認証技術を応用した「楽天ペイ(アプリ決済)」による顔認証決済の実証実験を期間限定で実施する。「この数年で、QRコード決済、電子マネーによる決済が急速に浸透した。2020年は外食業界でも、チェックレスが広く導入されていくのではないか」と野々村常務。さらに、予約・顧客台帳サービスとPOSを連携することで、過去に注文したメニュー履歴の活用が可能となり、これをおもてなし力の向上につなげていく。

 

→店舗情報

【住所】東京都世田谷区玉川2-2-1二子玉川ライズ バーズモールA103

【電話番号】03-6805-6038

【営業時間】1月上旬まで15時~23時、以降11時30分~23時(22時30分L.O.)

【店舗規模】30坪・40席(うちカウンター6席)

店内

店頭の冷蔵庫に並ぶロイヤルデリ商品

・店内

・店頭の冷蔵庫に並ぶロイヤルデリ商品

・ロイヤルデリ「ニョッキ」

Posted at - 2020/01/10(金曜日) 10:57:00 -